合格体験記(2021年司法試験)ひまわりさん

今日は私が昨年の10月ごろから個別指導をしていた,ひまわりさんに書いてもらった体験記を共有したいと思います。普段の私の指導内容などが結構イメージできると思うのでまずは是非読んでみてください!機会があれば私の指導方針などで詳細な解説をいたします。

 以下,ひまわりさんに書いてもらった原稿ママの引用です。noteの記事の引用です

初めまして。

この度、令和3年度司法試験に3回目で合格することができましたひまわりと申します。
今回は、ともしび先生がいなければ今年の司法試験に最終合格することが出来なかったであろう私の体験をお話します。

ともしび先生との出会いは、令和元年秋頃に入会したOLS(オンラインロースクール)でした。
私は、令和元年司法試験論文式試験に不合格になり、令和2年司法試験では短答式試験に1点足らず不合格になりました。当時、「一度短答通過していたのに落ちた。この一年私は何をやってきたんだろう。司法試験をやめようか。私には一生受かることのない試験だ。」という考えが、私の頭の中を、ぐるぐる無限ループしていました。当時の私は完全に戦意喪失状態でした。
また、当時、ローの友人のほとんどは早々と1回目で合格していたため、3回目受験を控えた友人は私の周りにほとんどいませんでした。また、情勢的にも誰かと直接会ったり、対面での指導を仰ぐこともなかなか難しい状況でした。
司法試験を撤回するか否かという段階で悩んでいた私は、ほとほと途方に暮れており、「正直何が正しいのか全く分からない。」といった迷子状況でした。
そこで、一先ず様々な受験講師の方や合格者の方々に連絡をとろうと考え、OLSでお世話になっていたともしび先生のTwitterアカウントにdmを送りました。
その後、直接お会いする機会を頂き、司法試験受験に向けた自分の気持ち、現状や今後の方向性への不安を吐露しまくりました。その際に「諦めたらもったいないよ。」とのお言葉を頂き、「あと一年だけやってみようか。」と思えるようになりました。

令和3年に向けて動き始めようと決意した秋、まずは令和2年の試験直後に作成していた再現答案を先生にお見せすることにしました。
内心、短答に通過していれば論文の合格もあり得たのでは?と期待していた私ですが、そんな期待は打ち砕かれました。
ともしび先生には「今年短答に受かってたとしても、論文の合格可能性は20%程度じゃない?」と言われました。また、「こういう答案が一番やっかいなんだよね。自分ではある程度出来ていると思っているけれど、全く出来ていない答案。」と言われました。
その当時はやはり相当ショックでした。しかし、一度お会いした際に感じた先生の人柄、時々厳しくも事実を踏まえてアドバイスして下さる点に惹かれ、ともしび先生に指導していただくことに決めました。
主な指導内容は、司法・予備ともに自分が作成した答案を先生に提出し、週に1度、提出済み答案に対する添削・コメントを頂くというものでした。指導時には、超重要論点でありながら「分かったと勝手に思っているだけできちんと理解出来ていない点」のミニ講義をして頂いたこともあります。例えば、行政法では、原告適格、処分性、刑事訴訟法では、「強制の処分」、刑法では共同正犯等、司法試験に何度も出題された重要論点について、先生は丁寧に教えてくださいました。また、普段の勉強で気になった点(短答・論文ともに)をLINEや通話等で質問し回答をいただくといったこともして頂いていました。さらに、昨年の苦い経験から、短答式試験に対する極度の恐怖心があったため、2週間に1度、時間を図った上で短答式試験の過去問を解き、その点数を先生に逐一報告していました。

正直に申し上げると、私は、答案を書いても先生に褒められることはほぼなく、ダメ出しを食らうことがほとんどでした。
私が頻繁に指摘されたこととしては、「答案を読んでも何を言っているか分からない。」「何回も解いているはずだよね。1回目でこの出来ならまだわかるけれど。」「これ書く必要ある?何でこれ書いたの?点数があると思った?」等です。毎回の指導における先生の発言の中には、本当に心が痛む言葉もありました。しかし、先生の指摘するポイントは全て事実でしたし、今振り返ると「事実をまずは知り、きちんと認識すること」こそ自分を変えるターニングポイントだったと思います。
以前、ともしび先生に対して「この試験に合格する人はどんな人だと思いますか。」と伺ったところ、「修正力がある人。」と言われたことがあります。勉強の方法が分からなくなってしまった方は自分一人で軌道を修正することはなかなか難しいと思います。実際に私は、先生に出会わなければ、合格というゴールに繋がった道から大分ずれ、かつ、その先に合格というゴールの無い道を一人で走っていたと思います。
先生の持っていらっしゃる大量のノウハウと正確な知識に基づく指導に従って勉強していけば、必ず、合格というゴールにきちんと続いている道を走ることが出来ると思います。

また、私はよく「細かいところを気にしすぎ。」と言われていました。当時、私は答案を書くほか、分からなかった点や理解が不十分な分野に関して基本書や判例を読み込む勉強をするようにしていました。質問をする際には、自分なりの思考過程を示した上で先生に尋ねるということを心がけていましたが、私が質問したほぼ全ての疑問に対して、先生から「細かすぎる。」というコメントがあったように思います。今振り返ってみると、合格に必要不可欠な科目ごとの重要事項に対する理解に最大限の力を注ぐべきだったにもかかわらず、当時の私はあまり合否に影響のない点ばかりが気になり、肝心かなめの部分が疎かになっていたのだと思います。

さらに、ともしび先生の指導方針の一つに「週に1回は休め。」というものがありました。令和2年受験まで、「遊びや息抜きは悪だ。」と勝手に考えていた自分にとって、先生の指導方針は目から鱗でした。実際に、令和2年秋以降、私は週に1回は必ず勉強から離れ、趣味や好きなことをして過ごしていました。また、同年10月には、2週間ほど山形へ免許合宿に行きました(もはや週に1回の休みではない。)。さらに、令和3年4月末からゲームを週に1回1時間ほど始めていました。「直前期に何をしているのか。」と思われる読者の方もいらっしゃることは十分承知しておりますが、当時の私は先生のアドバイス通り生活するよう心掛けていました。今振り返ってみると、この戦略は私にとって大成功でした。大まかに1か月程度のスケジュールや目標を決めた上で、日々を過ごすように心がけました。一週間に1度休みを設けることで日々の生活にメリハリが生まれました。きちんと息抜きをすることが出来ました。このような指導方針のお陰で、令和3年司法試験当日まで走り続けることが出来たと思っています。

このような指導の結果、今年の司法試験に最終合格することが出来ました。昨年短答落ちという不甲斐ない結果に終わった私が今年合格することが出来たのは、ひとえにともしび先生の指導のお陰だと思っています。
ちなみに、試験受験後に作成した再現答案に対する講評を今年8月に頂いたのですが、その際に先生が予想した順位は、自身の成績通知書記載の順位とほぼ同じです。

私が複数回受験になってしまった原因の一つとして、得点の取り方が分かっていなかったということがあります。ともしび先生の指導を受けて大きく変化した点は得点の取り方だと思っています。
知識の量が増えたという実感は正直ありません。使用教材についていえば、令和2年までに利用していたものを継続して使用していましたし、何か新しい予備校講座を購入することも一切していません。
答案を書き提出してフィードバックをしていただき、修正する努力をするというサイクルを継続しただけです。令和2年までの受験と変わったことは、ともしび先生の受験指導を受けたことと、論文添削をしていただいたことだけです。
勉強方法に悩んでいる方、複数回受験となってしまった方、是非司法試験対策を徹底的に行っており、かつ、信頼のおける先生や講師の方々に連絡してみてください。私は、ともしび先生をお勧めいたします。現在、先生が個別指導の募集をしているかは不透明ですが、先生は合格するために必要なその人自身の弱点に気づき、適切なアドバイス、コメントをしてくれると思います。

以上で、私の体験記を終わります。
つたない文章ではございますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後に。
ともしび先生に出会えなければ、今の私は居ないと思います。
本当に本当にありがとうございました。

以上

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