今日は,僕の教え子だったみにゃたろっくⅡ(@TarominyaZ)氏の合格体験記を紹介しようと思います。
彼との関係は2016年ごろからだったと思います。当時のTwitterで文才があるなぁってかんじだったので,1回オフをしました。割とリアルではあっていなかったのですが,Twitter上での交流が続いていました。そんな彼がふとTLから消えたので寂しいなぁと思い,復活させるべく,熱血指導してました。
そんな彼の合格体験記を公開しようと思います。自分の個別指導の話なんかも結構書いてあるので受講を考えている方は参考にしていただければ幸いです。あと,彼のフォローもお願いね!
以下,本人の書いた体験記です。
みなさん初めまして。司法試験3回目でようやく合格したみにゃたろっくです。今回は「みにゃたろっくが語る!新日本プロレス2020年ベストバウト&2021年の展望」を語らせてくれるって…え?それは後でたっぷり時間を取ってるって?…わかりました。では、「1回目の司法試験で短答落ちするような底辺受験生だった私が、なぜ3回目でようやく合格できたか」という話をさせていただきます(なんかラノベっぽいタイトルだ…)。
私はロースクールを留年間際の成績で修了したのですが、そのような底辺人間が司法試験に太刀打ちできるはずもなく、見事に短答式試験で不合格になりしました。短答式試験は早い時点で結果が出るので、短答式試験で不合格が決まってからすぐに予備校のインプット講座を受講し、その後アウトプット教材や答練を受講しました。その甲斐もあって、2回目の司法試験では短答式試験を突破しました。しかし、司法試験の壁は厚く論文式試験で不合格になりました。順位は2300番台でした。
しかし、私としては予備校の教材は使い倒したつもりだし、答練や全国模試では悪くない結果を出していたからこそ、どうすれば司法試験に合格できるのか見当もつきませんでした。そんな中で手を差し伸べてくれたのが、何を隠そうともしびさんでした。
2回目の司法試験が終わり、すぐに作った再現答案をともしびさんにみせたところ「これは不合格だと思うよ」と言われました。これは司法試験が終わってひと月以内に言われたことなので、私としては相当ショックでした。突然ビンタされたような衝撃でした。しかし、まだ司法試験の結果が出る前でしたし、もしかしたらともしびさんは見る目がなくて本当は合格しているのでは?と思っていたのですが結果は不合格でした。不合格はショックだったのですが、私の不合格を、答案を見て予見していたともしびさんの司法試験講師としての実力を肌で知り、ともしびさんにおんぶにだっこで3回目の司法試験に臨むことを決めました。
3回目の司法試験の勉強を始めるにあたって、「予備校のインプット講義を一通り聞いてから答案を書こうと思ってます」とともしびさんに伝えたところ、ぶん殴られました(注・物理的に殴られたわけではなく、精神的に殴られたという意味。スタンド攻撃ともいう。)。インプットに逃げるな、毎日答案を書けと強く指導されました。当時の私はインプットがないと何も書けないでしょ…と半信半疑だったのですが、今思えばその指導は大正解だったと思います。答案を書いて出来なかったところをインプットするという方法が効率的であり、実際に書いてみないと何が分からないかが分かりません。少なくとも私は、インプット教材を読んでもわかった気になるだけで、それを答案には全然反映できませんでした。それに対して、答案を書けば、あてはめをするために論証の意味内容を理解することが必須になり、結果的にその論点の理解が深まります。ともしびさんの答案を書いた方が良いという指導に対してブーブー言ったことを深く反省しています。すいませんでした。
そんなわけで作った答案をともしびさんに送ったところ「今年の合格は無理だと思う」と言われました。これもまたショックすぎてよく覚えています。おそらく当時の私の答案は、答練などで点数は取れるかもしれないけど、全体として見るとひどい出来だったと思います。法的三段論法は崩壊、論証が雑、評価が弱い等々。ともしびさんの上記発言は私を奮い立たせるための言葉だったのだと思います。ともしびさんの上記発言のおかげで、このままでは確実に不合格になるという危機感を抱くことができました。
頻繁にともしびさんから言われていたのが「雰囲気で論証を書くな」ということです。確かに、論証を雰囲気で覚えて、雰囲気で答案に書くという二重の雰囲気を通過した私の書く論証は酷いものでした。そのため、きちんと論証集を読み込み、ある程度は論証を正確に書けるようになりました。予備校が作る論証というのは判例や学説を圧縮しており、きちんと答案に書くことができるのが重要です。このともしびさんのアドバイスは合格に直結したと思います。
私は専業受験生で時間がかなりあったので、毎日答案を書きそれをともしびさんに送っていました。ともしびさんは弁護士としても活躍しており忙しいにも関わらず私の出来の悪く字も汚い答案を見て、一通一通指導してくださりました。この個別指導の内容も多岐に渡ります。法律論の指摘だけでなく、あてはめや評価について、答案の分量など様々なことを指導していただき、それを一つ一つ修正していきました。この粘り強い指導のおかげで、もはや汚物同然だった答案が、合格が狙えるほどの答案になりました。
2020年度はコロナで司法試験が延期になるという前代未聞の年でした。モチベーションの維持などが難しい年だったと思いますが、ともしびさんの𠮟咤激励のおかげで私はモチベーションが下がることなく司法試験に臨むことができ、結果的に合格することができました。
論文式試験で不合格になった年と合格した年で異なるのは、ともしびさんの個別指導を受けたか否かだけです。使っていた教材や論証集は全く同じですし、何なら加齢によって記憶力が低下しているかもしれません。それにも関わらず合格できたのは、完全にともしびさんの個別指導のおかげです。
また、3回目の司法試験では公法系が高評価で安定するようになりました。2回の全国模試、司法試験全てでAAでした。2回目の司法試験の際はこのようなことは一切なかったので、本当にともしびさんの指導のおかげだと思います。ともしびさんから、憲法では判例百選の読み込みやその適示の方法や射程の広狭、行政法では処分性や原告適格、裁量論などの重要論点の書き方を一から教えていただきました。また、答案を書いてはダメだしをされ書いてはダメ出しをされ…というのを繰り返したのも良い結果に繋がったと思います。
ちなみに、3回目の司法試験受験後に作成した再現答案をともしびさんに見せたところ、「これは合格してると思う」と予想しており、実際に合格することができました。少なくとも2回とも合否の予想を当てていることを報告しておきます。
最後に一つ受験生に言っておきたいことがあります。それは、選択科目の答案を提出する前に第一問第二問の答案の書き間違いがないかを確認してほしいということです。司法試験において選択科目だけが第一問と第二問の答案が分かれています。そのため、唯一答案の書き間違いが起こりうるのが選択科目です。私は、選択科目の答案を提出した直後から「答案の取り違えをしているんじゃないか」という不安に襲われ続けていました。ぎりぎりまで答案を書いていたために取り違えがないかを確認することができなかったのです。この不安は合格発表までずっと続きました。この不安がなければもっと合格発表までの期間を楽しく過ごせたかもしれません。そのため受験生の方は、提出する前に必ず答案の取り違えがないかをチェックしてください。
以上で「1回目の司法試験で短答落ちするような底辺受験生だった私が、なぜ3回目でようやく合格できたか」という話は終わりです。ともしびさん関連の話がたくさん出てきましたが、それほど2020年度はともしびさんの個別指導をがっつり受けていたので、自然とそうなってしまいました。私の一年目二年目の不合格の原因の一つとして、様々な人の意見を聞きすぎたというのがあります。この本が良いとかそれをやれとかあれはしない方が良いとか…。その結果何事も中途半端になり、それが不合格の一因になったのではないかと思っています。そのため、受験生の方はこの人!と決めたらその方のアドバイスのみを聞いた方が良いと思います。司法試験対策を全力で行っており実績のある先生であれば誰でもよいと思いますが、私はともしびさんをおすすめします。
では、ここから新日本プロレスの話を…ってもうスペースがない!?ちょっと!!ああああくぁwせdrftgyふじこlp
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