【ともしびの合格体験記④】口述試験突破編

この記事は、平成27年に私が予備試験の口述式試験を受けた際の体験談をまとめたものです。当時はまだ情報が乏しく、受験生ブログを頼りに模擬対策や本番のイメージを掴んでいました。

私は論文での失敗を予感していたため、合格発表までは司法試験の勉強を続けており、まさかの合格に慌てて口述対策に入りました。模擬試験、過去問分析、ホテル予約のミス、本番での緊張感——すべてが今振り返っても貴重な経験です。

これから口述を控える方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

以下、引用

 今回は口述までのことと口述式試験について少し書こうかと思います。

 後者についてはほとんど情報がありませんので、こうしたブログの記載が結構重要だったりしますよwかくいう私もかなりブログをあさったりしました。

 まずは口述までの勉強なんですが、自分は論文問題の検討をし直した結果二科目Fと予想したので合格可能性が薄いと想定して、普通に来年度の司法試験の勉強をしていました。具体的にはまず、民法は客観的に問題文を読み間違えており、登記の位置を間違えたため解答筋が全く持ってごちゃごちゃになっていたこと、刑法は周りと異なる結論というか学説の理解を間違えていたのを吐き出していたので…ほかの科目も憲法、教養、実務以外は正直Aを取れている自信はなかったので…
 こまかく各科目のやらかしたな~的なポイントもあったので、これでは受からないだろうというか、これまで3年論文を受けた感じからして一番してはいけないミスをしてかつ、一番手ごたえがなかった…という感想でした。
 でしたので、夏休みは基本科目を重点的に自分で再復習していました。具体的には予備校の答練パックについていたインプット講座を聞きました。LECの重要事項完成講座ってやつですね。あと、こんな自分ですが、憲法、行政法、要件事実あたりを自主ゼミしたりしていました。
一応、この時点で過去問の再現はちょいちょい読んではいましたが、自身はなかったのですが。こうした普通に勉強をしていたことが一番良かったのだと思います。

 そして論文発表後から口述対策を徹底的に始めました。まずは情報収集です。去年の受験生にどういった流れで行われているか、どういう内容か、どのような緊張感かなどを様々聞きました。その中には去年の口述落ちの人から上位の人まで様々です。その後、模擬口述を数人の去年の合格者(今年の司法試験合格者)にしてもらいつつ、口述模試を受験しました。おおむね良いよ~的なことが返ってきてたので結構安心しました。そこで自分の癖などを意識できましたし、不足している知識などもわかりました。方法面としてはこれでしょうね。
 

 知識面では過去問の分析をすればわかるのですが、最近は刑事は普通に論文知識をしっかりと聞いてくるので論文式レベルの復習。これはもうやっていた部分もあるのである程度軽めで、苦手分野に絞っていました。自分の場合には詐欺横領などの財産罪、正当防衛、共犯あたり、手続きは逮捕とか、このあたりは過去問分析からの出題予想でもありました。あとで聞いたら周りも結構このあたりを予想していたようです。
 民事は、それまで新問題研究、紛争類型レベルを重点的にやって、30講だったのですが、友人に大島本レベルだからそれにと言われたので、これは基本書を切り替え、一気読みで2週くらいしました。執行保全も結構深い部分まで聞かれるのでローの授業を受けた友人にノートをもらったり、直接優秀な友人に享受していただきました。そのおかげで結構安心して望めました。

 失敗したのはホテルを取るのが遅れたことです。これは早めに対処しておきましょう。自分はフレックスステイインというホテルを取りました。試験会場付近のホテルはファミリーないしカップル向けばかりなので迅速に単身者向けは少ないですし。

 本番の感想はざっと書きますが両日午前で初日が刑事でした。これは結構難しかったですが手続きで挽回できたので±0かなって印象。二日目はなんと午前1発目でした。そのため、どう頑張ってもおそらくマイナスにはふれないというか基準になるんだろうなと思いました。とすると、±0ってことで120点ってことで合格か~と順番がわかった瞬間にわかりましたwそして結果もその通りでしたw
なので、まぁ運もよかったでしょうね。でももうこんな意味の分からない、緊張しかしない試験受けたくないですよw

 とまぁこんな感じで体験記です。要するに、①論文後も勉強を継続すること②過去問分析情報収集をしっかりしてイメージトレーニングをすること③本番の準備、ホテルなどをおこたらないこと。この3点でしょうね。

 さて、今後は科目別の勉強について書こうかなと思います。これは今後死の司法試験対策の備忘録のようなものでもあります。

 こんなブログを読んでくれる人がいるのかわかりませんが。

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