今日は予備試験の短答模試の話です。
※この記事はnoteに記載した記事のミラー記事です。そちらもどうぞ
https://note.com/lighta_ampligh/n/n6bd82950a374
令和7年の予備試験の短答まであと2月を切りましたが、そろそろ模試を受けたor受ける予定という人が多いと思います。ちょっと前の段階で、教え子からよく質問された質問として、予備試験の模試模試は何社受けたらいいですか?というものがありました。
そこで、今回は、私なりにこの問題に対する結論を論じてみたいと思います!
1 結論 できれば2社(2回)受けてほしい
結論としては、最低1社(1回)、できれば2社(2回)受けてほしいと指導しています。
2 理由
その理由は、2回受けて、1回目の状態から短答の勉強の仕方などを調整する方がよいと考えるからです。
まず、なるべく早い日程(3月~5月)を受けて、過去問ではない新規問題での得点がどれだけいけるか?を確認します。その後、5月末~6月あたまの日程のもを受けて最終調整と、1回目の受験での反省点をブラッシュアップできたか?を確認する。
こういうステップを踏むことで、短答の勉強方法があっているのか?もっとおいこまないといけないのか?を確認できると思います。
また2社受けることで、出題のない分野が少なくなるので、直近の新しい問題で自分の理解を図り、直前までの知識の確認の深さを測ることもできます。
短答模試は論文と違い過去問ベースで作っており本番と同じような形式で雰囲気が似ていることが多いです。ですので上記のような方法で受けることが理想と思っています。
3 例外
例外的に1社あるいは0社でもいい回答する場合もあります。それは、以下の条件に当てはまることが多いです。
①過去に短答式に合格していること
②過去の短答式合格の最に法律科目が60パーセント程度(140点程度)以上あること
③地方在住などで現場で短答模試を受けられない等
①と②は実力や現場経験が担保されているため、あえて受ける必要がないと考えられるためです。そのため、模試を受けるタイミングを早めにしてある程度実力が落ちていないならば、論文をもっとやってもいいと指導することが多いです。短答式試験は経験上、一度合格すると落ちにくい試験ですから、そういう経験則とその裏付けの事実をもって判断することが多いです。
③は模試を受ける実益に、現場に近い(と言っても予備校の教室)である程度人がいる中で時間を計って解くことに意味があると考えます。そのため、そういう状況におけないのであれば自宅で1回解くだけでもいいかなと考えています。自宅で過去問を年度別で解くのと大して変わらないからです。
4 どこがいい?
まず伊藤塾が1000円で安いのでお勧めです人数も多いでしょう。地祇に2社目はLECか辰巳・・・これはどちらでもいいと思います。LECの方はたしか、2回同時申し込みで4400円程度だったはずなので。
辰巳はやや高った印象です。
いずれにしても、上記の理由の通り、現場で言って受けらる日程を問った方がいいと思います。
気になる方は以下のリンクからどうぞ!
5 模試の復習は?
基本的には解説冊子を読み知らない知識をインプットすることになります。最新判例や法改正、短答プロパー等を確認するよい機会です。
そして、知識のインプットよりも重要な点は、「ケアレスミス」をしていないか?です。
★正しいを選ぶべきなのに誤りを選んでいた。
★最後まで選択肢を読んでいなかった。
★組み合わせを間違えていた。
★結論を逆に覚えていしまっていた。
などなど、こういう形式的なミスをしていないか?確認しましょう。そしてしていた場合にはその問題を解いたときに、何をしていればミスをしなかったか?を自分と向き合って対策を考えましょう。下線を引く〇をつける等いろいろな対策が考えられるはずです。
自分もひどいときは平成24年の予備試験本番でケアレスミスで9点も落としていたことがあります(これだけとれていれば論文に行けたのに・・・と非常に悔しかったです)。
6 最後に
最後に、予備試験は短答式を突破しないと先に進めません。論文の勉強も大事ですが、短答で二の足を踏み続けると受験期間が長くなってしまいます。最後までじっくり過去問を分析したり、問題を検討するとでとれる点数が1点でも2点でも多く点数が取れるように頑張っていきましょう。
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