私の個別指導は『受験顧問』という名称にしています。
受験顧問という名称は、弁護士の顧問対応を参考にしているからです。弁護士によって差があると思いますが、多くは顧問会社から相談のメールや電話が入り調査事項を報告(メールのみだったり文書をつくったり)したりします。もらった契約書のチェックや作成などもこうした中に含まれます。私が当初いた事務所では、顧問会社の担当者が「これは弁護士先生に聞いた方がいいか?」と思った段階で相談できるようになっていました。顧問料で何時間の作業とか大きくは決まっておらず、波があるので一定の金額だけでも作業量が年間通じて変化なければ維持するという感じでした。
こうした方法での顧問業のありかたをみて、受験生へのアドバイスにも使えそうと思いました。受験期間は長いです。多く勉強して多く質問があるときや答案をたくさん見てほしい時期と、たとえば、定期テストや会社の繁忙の状況で、そこまでできないとき等あります。そうした中でも、一定の関与をし続けて継続することで、受験生の能力を向上させていきたい。そう考えています。
ですので私は1時間いくらで~とか1回単位、1通単位での指導は原則受けておりません。あくまでも長期的に合格できるにはどうするべきかを考え、最終的に受かってほしいのです。合格するとこの試験は人生が(よい意味でも悪い意味でも)変わります。基本的にはいい意味ですので、そうした瞬間に立ち会えることが最大の報酬です。
以下では、私の指導方針を概説しておきます。
1 徹底した事実の指摘
私の指導スタンスは、事実を徹底的に指摘することです。問題文の事実という意味ではなく、答案や質問の文面、話している最中の会話内容、言い回し等から、何を自身がわかっていないかを端的にしてきます。それをもとに、単に知識や答案作成の技術を教えることだけでなく、合格に必要なアドバイスをしていきます。もちろん、個別の受講生の状態に即して、個別具体的なアドバイスしていきます。
ですので、単に問題の答えを教えてほしい!という方は指導を断ることもあります。合格に必要なことは正解ではなく、正解に至る思考過程とその思考過程を形成するための知識です。
2 嘘をつかない指導
特にそういう意識をしているわけではないですが、上記の通り、指導に際しては思ったことは偽ることなくお伝えします(表現は選んでいるつもりですが)。ですので、落ちそうなら落ちそう、これくらいしないと受からない等は普通に言います。そうしたアドバイスを一貫してしています。
事実を突きつけるような指導になり厳しいと感じる人もいるのでこの辺りはぜひお話する中で感じてほしいです。
3 徹底した一貫指導
当然ですが、指導は私ともしびが直接行います。指導経歴7年近い弁護士による個別指導を合格まで一貫して受けらる価値を提供しているつもりです。
また、常に連絡を取れるような体制にしており、何か疑問や不安があれば指導の時間以外でも相談に応じれることもあります。
4 寄り添う
司法試験・予備試験は人生の中で大きな投資です。そのため、単に勉強するだけでなく、勉強環境の維持継続が大事です。そこで単なる勉強だけではなく、どういう方法で環境を維持するべきか?どの程度勉強するのかがよいかもアドバイスします。場合によってはやめた方がいいということも当然に言います。
また、試験勉強は長期戦なので休むことやそのタイミングなども含めて情報を提供します。
5 判例通説に従った、実務でもつかえる知識
試験ですので当然ある程度で割り切って勉強をすすめる必要がありますし、それが試験的に効率的です。ですが、司法試験予備試験は実務家登用試験ですので、実際に仕事で使う時の考え方(知識も当然ですが)ができているかを問うています。そこで、少し応用的(試験には出題されないであろう話)な話も指導の際には+αとして説明することもします。実際の弁護士業務をしている中で感じた点や、社会人の方なら仕事の中で感じる内容などをベースに話すこともあります
※当然ですが、守秘義務に反する内容は話しません
6 先を見据えた情報提供
司法試験予備試験は大変な受験勉強が必要です。そのため、弁護士になる時点までの話をすることは多いです。しかし、弁護士も千差万別です。あくまでも弁護士は資格に過ぎず、これをどのように使うのか?どのような業界なのか?も、希望があれば私の知見も共有します。実際に試験後の就活のサポートや相談もうけていますし、後輩から転職の相談も受けています。
※あくまでも+αです。
以上です。詳細はぜひお問い合わせください。
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